外国為替証拠金取引とは?
外国為替証拠金取引とは?
外国為替証拠金取引とは、
一定の『証拠金』を取引業者へ預けることで、「小さな資産で大きな取引を可能にする」取引です。
いわゆる、『レバレッジ』を掛けることが可能な取引ということですね。
通常、資金を調達してレバレッジを掛ける場合、
「調達コスト」が貸出金利としてかかりますが、
外貨証拠金取引では「差額だけ」を決済する取引ですから、調達コストがかからないことが大きなメリットです。

また、FXの大きな特徴として、元本(現物)の移動交換を伴わない取引であることが挙げられます。
つまり、「買った通貨は売り戻す」、逆に「売った取引は買い戻す」ことを原則に、
一連の売買の『差額』(損益)だけを決済(差金決済)する取引なのです。
また、株式の信用取引のような6ヶ月以内の決済期限がなく、
FXでは、「無期限」でポジションを持てることも大きなメリットであり、特徴でもあります。
外国為替証拠金取引の主な利益
FXにおける利益は「2種類」存在し、
為替差益である「キャピタルゲイン」とスワップ金利と呼ばれる「インカムゲイン」があります。
| 通貨を安く買って高く売る、高く売って安く買うという、為替変動を利用した売買による利益です。 |
| 通貨間の金利差(スワップポイント)によって発生するもので、2国間の『金利差調整』のことを指し、 低金利通貨から高金利通貨へ投資した場合、 その「金利差」をインカムゲインとして受け取ることができるのです。
反対に金利の高い通貨を売って金利の安い通貨を買う場合に、金利の支払いが発生します。 (近年では、日本の円金利よりも海外の外貨の金利の方が高いことから、外貨の買いポジションの場合には、スワップポイントを受け取ることができます。) また、スワップポイントは、『一日単位』で受け払いが行われ、ポジションを持った『日数分』累積します。 |
外国為替証拠金取引の営業時間
FX取引では、外国為替市場の営業時間と同様、月曜日から金曜日まで「24時間リアルタイム」の取引が可能です。
外国為替証拠金取引の取引形態
外貨証拠金取引の取引形態は、外国為替市場と同じく「相対取引」です。
株式市場のような『取引所取引』では、
証券取引所で取引された価格が『唯一の価格』となりますが、『相対取引』では、取引する当事者間の契約がすべてとなります。
つまり、取引業者が提示する価格に対し、投資家が同意すれば、それで取引が成立となるのです。
この理由として、外国為替市場においては、その時々の『中心的なレート』は存在するものの、実際の売買において「いくらで約定するか?」については常に当事者間の同意によるものだからです。
よって外国為替の世界では、世界中で『複数の価格』が存在し、
これがロイターやQUICKなど、さまざまな情報ベンダーが配信する為替レートがそれぞれ異なる理由です。
外国為替証拠金取引の決済期限は自由
外貨証拠金取引において、決済期限は自由であり、一度取ったポジションをいつまでも持ち続けることが可能です。
この仕組みは、『ロールオーバー方式』と呼ばれ、『決済日を自動的に繰り延べるための仕組み』が採用されています。
『ロールオーバー』とは、日の終わりに未決済のポジションを繰り延べる取引のことで、決済日を1日づつ繰り延べていくことを差します。
ロールオーバーについては、取引業者が自動的に行うことから、投資家サイドは特に何もする必要はなく、そのための手数料も必要ありません。
外国為替証拠金取引のリスク
■ 為替変動リスク
外国為替市場では価格が変動するため、自分の予測とは逆に市場が動いた場合、損失が出ることになります。
■ レバレッジ効果
レバレッジを効かせることにより、投資した資金に比べ大きな取引が可能なため、レバレッジを掛けた分、大きな利益が期待できる半面、損失も大きくなります。
■ 流動性リスク
外国為替市場は、株式市場や債券市場などと比較しても『流動性の高い』マーケットであり主要通貨に関しては、約定できないケースは少なく、流動性リスクは小さいです。
■ 信用リスク
取引する会社の信用状況により、預け入れ資産の一部、または全部が変換されない場合があります。
外国為替証拠金取引においては、取引する業者との『相対取引』であるため、投資家と相対して取引する業者が倒産した場合、自分の資産が返ってこない場合があります。
このことから、FXにおいて取引する会社の『信用力』を評価することが必要です。
そこで、取引会社が投資家の資産をしっかりと『分別管理』しているかどうか?が口座開設の重要なポイントとなります。
マージンコールとは?
投資ポジションに対する危険信号がマージンコールです。
取引中、純資産額(=有効証拠金)が必要証拠金における一定水準を下回った場合には、マージンコールが発生します。
その際には、追加資金を差し入れるか、ポジションの一部、または全部を決済することが必要となります。
マージンコールの水準は取引業者によってことなりますが、必要証拠金の50%〜75%が一般的です。
ロスカットとは?
FXでは、『ロスカット』という仕組みにより、「預け入れた証拠金」以上の損失が発生しない仕組みとなっております。
FXでは、それぞれの取引会社によって、『ロスカットレベル』が存在し、
「顧客の証拠金が0円になる手前でポジションを自動的に決済する」
という仕組みが整備されているのです。
(『ロスカットレベル』の詳細な設定については、各取引会社によって異なります。)
ロスカットという仕組みの存在により、FXにおける損失は限定され、一定以上の評価損が発生したら、『自動決済』して損失を確定するルールとなっております。
よって、商品先物などで有名な『追い証』などは存在しません。
